対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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軽量鉄骨造住宅について
表現に雨漏りの跡とありますが、雨漏りならば1階も2階もとは考え難いです。鉄骨による結露の結果と思われます。結露が発生しているのであれば、建物の耐用年数は30年でしょう。 検査は鉄骨構造に習熟した建築士でなければなりません。此のケースは非破壊検査の範囲を超えています。従って2階なら雨漏りのある箇所の天井を90x90cm切り取ってから検査して下さい。 1階なら雨漏りのある箇所の床と天井を90x90cm切り取って検査をする必要があります。1階の床から検査と言うのは結露にしても、雨漏りにしても軽量鉄骨に錆を発生させる最大の原因だからです。2階の天井部分は乾燥している状況ですので心配していません。1階は地面からの湿気に1年中晒されております。軽量鉄骨にとっては最悪の条件です。軽量鉄骨に錆が発生している場合は建物の寿命が来ていると判断して下さい。重量鉄骨ならば錆を落として塗装して使用を継続できますが、軽量鉄骨は錆を落とした時点で鉄骨に穴が明くと思います。それが重量鉄骨と軽量鉄骨の大いなる違いです。
以上です。 2014.6.3 中舎重之
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築25年、最大手ハウスメーカー建設の軽量鉄骨一戸建て購入を考えています。かなりお金がかかっている建物ですが、売り主の方が防水メンテナンスをあまりしなかったため、一階二階に複数箇所雨漏り… [続きを読む]
あーちゃんぱぱさん (宮城県/38歳/男性)
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