妊娠初期の栄養素群欠乏?食生活改善など体調管理から
妊娠2カ月目で急にご主人の一挙手一投足に嫌悪感を感じ、我慢がならない状態になった原因として、当のご主人の態度や行動が俄かに変化した可能性も確かにありますが、人間の行動様式がそんなに急激に変化するとは考えにくいものです。
妊娠中はどうしても心理的および体調的に不安定になりやすいため、同じご主人の態度や行動であっても、それに対する感じ方が妊娠前に比べて変化することは充分あり得る話です。従ってご主人との関係性と並んで、日頃の体調管理をどうするかも大切な事柄です。
妊娠の特に初期は胎児の大切な器官、例えば脳や心臓、肝臓など臓器の基盤が形成される極めて重要な時期で、多量のミネラルやビタミン、アミノ酸などの栄養素が胎児にとって必要です。従ってこれらの栄養素がどうしても母体には不足しがちとなります。
これらの栄養素は、神経細胞の機能を維持させる上でも重要な役割を果たします。特に神経伝達物質の原料および補酵素として欠かせないものであり、その欠乏は神経機能を損ねてイライラ感や抑うつ感、不眠、倦怠感などの引き金になります。
そのような症状を助長するものとして、糖質の過剰摂取と低体温があります。砂糖など糖質の摂り過ぎは反応性低血糖を恒常的に招いて上記のイライラ感などを増悪させ、36℃以下の低体温がそれに拍車をかけます。
このQ&Aやコラムに何回となく詳述していますが、甘いものや油もの、加工食品などの摂取はなるべく控え、充分量の野菜や果物、豆類、適量の肉や魚を摂取し、38〜39℃の温めの湯に半身浴で10〜15分間ゆったりと浸かることが大切です。
それと並んでご主人との関係性の再構築に臨みましょう。例えばご主人との最初の出会いの頃、どのような点にあなたは惹かれ、どのような夫婦になろうと誓い合ったのでしょうか。またご主人の持ち味や長所というものを、どんな点でも良いのでリストアップし、それを言葉に表してみましょう。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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この回答の相談
結婚して2年半、不妊治療をしてまで子供を作りました。
妊娠当初は嬉しくて仕方なかったのですが
2ヶ月くらいから夫に嫌悪感を感じるようになりました。
現在妊娠7ヶ月です。
まず、夫… [続きを読む]
xxken2xxさん (奈良県/27歳/女性)
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