対象:一般歯科・歯の治療
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晝間 康明
歯科医師
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マウスピース矯正について
こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
私は矯正歯科専門となりますので最後の質問であるマウスピース矯正についてのみ回答させて頂きます.
マウスピース矯正や通常の矯正では歯を動かす際に,歯と歯肉の境目(歯頸部)に変化が起き,この変化はある程度予測可能であるものの0.1ミリ単位の変化は予想できません.
したがって,オールセラミックスなどのかぶせものを装着した状態で矯正治療を行なうと矯正治療後にかぶせものと歯肉の間の境目が大きくなる事がよくあります.
また,歯並びが悪い状態で入れたかぶせものと,歯並びが良くなった状態のかぶせものではサイズが異なる事も少なくありません.
したがって,矯正治療中は仮のかぶせもので対応し,矯正治療後に最終的なかぶせものを装着した方が審美性も高く精度の高いものが装着可能です.
質問者さんは現在既にオールセラミッククラウンが入っているようなので,そのまま矯正治療を開始し,矯正治療後にクラウンと歯肉の間に境目が現われてきたりサイズが合わなくなる場合には,再度クラウンを作り直す必要があるでしょう.
矯正治療を開始する前に,その様な処置が必要となる可能性はどのくらいか,処置を行なう際にはどのくらい費用がかかるか等も説明を受けてから治療に入る事をお勧めします.この様な説明を受けずに矯正治療を開始し治療後にトラブルになっている方からの相談が絶えませんので,治療の方針説明を充分に受け,その内容をできるだけ文書で呈示してもらい保管しておく事をお勧めします.
補足となりますが,マウスピース矯正は歯の移動の精度が低く,適応できる症例も限られているので十分御検討の上治療方針を選択するようにして下さい.
以上,参考になれば幸いです.
http://www.hiruma.or.jp/
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この回答の相談
前歯2本にオールセラミッククラウンが入っています。
最近、ちょっと気になることがありまして、専門家の方のアドバイスを頂きたく思います。よろしくお願いします。
1本は神経の… [続きを読む]
ふぅみさん (滋賀県/25歳/女性)
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