対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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基準法の構造計算
きんちゃんさんこんにちは
パルティータ建築工房と申します。
木造3階建ては、許容応力度計算による構造計算が必要となります。
構造計算をしたから、どれもが同じ耐震性能というわけではなく、設計の技量により差があります。
しかし、建売だから、耐震強度が劣るということはないと思います。
構造計算は、地震も地盤も建物構造体もモデル化して安全かどうかを判定しています。
ご指摘のように、地盤は大きな要素ですが、計算ではかなり一律で扱われています。
建築基準法では、大地震に対し建物は無被害というわけではなく、「被害は受けるが、倒壊させない」ことを目標としています。
実物大の振動実験では、基準法を満足する木造建物が、大地震で倒壊したこともある報告もされています。
阪神淡路地震クラスで、安全性を保つには、基準法の最低レベル(耐震等級1)では不十分で、耐震等級2、又は3とする必要があります。
参考にしていただけたら幸いです。
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この回答の相談
横浜で建売の一戸建て(3階建て)の購入を検討しています。
私自身阪神大震災を経験していますので、建売の耐震強度は通常どれ位になりますでしょうか?
地盤等によっても変わってくるかと思いますが宜しく… [続きを読む]
きんちゃんさん (神奈川県/36歳/男性)
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