真壁の石膏ボード

momijinekoさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。

繊維壁の下地がモルタルというのは、確認されたのですか。
下地がモルタルとした場合、石膏ボードを貼るためには、下地は、平面で平滑である必要があります。
繊維壁を剥がした下地は、恐らく平面でも平滑でもないと考えられ、その場合ビス止めしようとすると、石膏ボードが割れてしまいます。
又、モルタルにビスは向かず、無理すると、モルタルが割れる可能性があります。
コンクリートに孔を開け、直接止めるビスがありますが、ビス止めの力が強過ぎ、石膏ボードが潰れてしまいます。

石膏ボードを貼るためには、小角材の木材を下地とするか(仕上しろが必要)、GL工法が良いと思います。

仕上しろ(下地から仕上までの厚み)が少ないなら、珪藻土の下地材を直接塗っていく方が簡単です。


真壁の石膏ボードに遮音を期待するのは、難しいと思います。
・遮音壁は、境をスキマなくスッポリ覆う必要があり、和室では、壁はあっても、天井内や床下でつながっていたりすること
・真壁では、柱型との間にスキマが生じてしまうことがある
・9.5mm石膏ボード自体1枚では遮音性能が弱い、ジョイントがあればなおさら


なお、珪藻土の下地としては、プラスターボード、ラスボード、どちらでも大丈夫です。

参考にしていただけたら幸です。

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