社会保険の脱退

凄腕社労士　本田和盛です。

　難しい質問ですね・・・。
法人に使用される者は経営者も含めて社会保険への加入が義務づけられています。社会保険から脱退するのは、会社を廃止する時だけです。

　社会保険事務所は、社会保険料の滞納者を減らすために(滞納率が高いと自分の成績に響くから)、社会保険料を払えない事業所を手続き上廃止にして、従業員全員を社会保険から外しました。これは違法であり、年金問題でもクローズアップされたものですので、さすがに今からこれをやるのは難しいでしょう。

　今回の相談は社長1人の会社ですので、従業員に迷惑はかかりません。ゲリラ的にいろいろ試してみてはどうですか?(私は違法行為は勧められませんので、ご自分の責任で社会保険事務所とネゴをして下さい)

　まず保険料が払えないと主張し、社会保険の適用を廃止してもらう。それがダメなら、自分の報酬をできるだけ減らして社会保険料を減額する。

ここから先は、私も可能かどうか分からないので、社会保険事務所や税務署に相談して欲しいのですが、会社から相談者個人に業務委託を行い、個人事業者として業務を行うことにすれば、少なくとも社会保険料の負担を減らすことができ、個人としての生活費も確保できます。
(こういうゲリラ的なやり方は、本当はお勧めしませんが、お困りのようですので、アイデアとしてご提供します。くれぐれも脱法行為とはならないように、社会保険事務所と相談ください)