対象:インプラント・歯科口腔外科
晝間 康明
歯科医師
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骨格性上顎前突症(下顎骨の劣成長)と予想します
こんにちは.東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
お嬢様の骨格は,下顎骨が充分に成長出来なかったために起きた不調和であると思われます.
女性は,14歳頃にほぼ骨格的な成長は終了する場合が多く,現時点で下顎骨が劣成長である場合は今後下顎骨の大きな成長が期待できないと考えるのが妥当です.
この様な状況で,下顎を叩いたとしても下顎が出て来る事は科学的に考えられず,下顎を前に引っ張り出すような装置を使ったとしても大きくなる可能性は極めて低いでしょう.
また,不確かな状況で下顎を叩きつづける事で皮膚や筋肉,関節部分ににダメージを与える事も懸念される事から,叩くような行為はおやめになられた方が良いと思います.
この様な症例は顎変形症(下顎骨劣成長による骨格性上顎前突症)と診断され,治療する場合には下顎骨を前方に出す外科手術と矯正治療が必要になる症例です.一般的な矯正治療は保険が適応されませんが,顎変形症では顎口腔機能診断施設の届け出を出している矯正歯科医院や大学病院附属の矯正歯科では保険診療で治療が可能で,手術費用にに対して高額療養費の適応も可能です.
**骨格性上顎前突症の治療例→ http://www.hiruma.or.jp/html/ko_ue.htm
まずは,お近くの顎口腔機能診断施設の届け出を出している矯正歯科医院に御相談される事をお勧めします.
取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい
http://www.hiruma.or.jp/
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