自律神経失調??栄養バランス改善と体温保持が必要か
朝を中心として微熱とだるさがあり、一日休んでも薬を飲んでも改善なく、ストレスも影響している模様で,一言でいうと自律神経失調の症状を示唆します。仕事中は気が紛れて気にならないということから重篤な疾患の存在はあまり考えなくてよさそうです。
お話の中で印象的なのは、栄養剤の注射を打ったら回復したという点です。もちろん薬や注射にはプラセボ効果があり、安心感から何となく効いた気がするという要素はあるものの、体内に水やビタミンなどの栄養素が入ったことによる改善効果を感じられたようです。
一般論になりますが、微熱やだるさが継続する主要な原因の一つとして栄養バランスの乱れがあります。特にビタミンB群やビタミンC、鉄やカルシウム、マグネシウム、亜鉛などの各種ミネラル、必須アミノ酸が不足すると、倦怠感や冷え、のぼせ、イライラ感、肌荒れ、生理不順など様々な症状の引き金になります。
その理由は、神経伝達物質の補酵素としてビタミンやミネラル、原料としてアミノ酸が重要な役割りを演じているからですが、詳しくはこのQ&Aやコラムの記事を参照してください。
食生活の改善ポイントとしては、砂糖や甘いもの、油もの、加工食品の類は極力控え、充分量の野菜、果物、豆、海藻、適量の肉や魚を摂取することです。また冷たい飲み物は腹部を冷やして自律神経の機能を低下させるので控えます。
さらにお風呂の入り方も大切です。若い人にはシャワーを浴びるだけの人が目立ちますが、それではかえって体が冷えてしまいます。かといって熱い湯では熱っぽい体には辛いでしょう。38℃前後の温めの湯に半身浴でゆったりと浸かることです。
それと並んで適度な運動は自律神経の機能を改善させますのでお勧めです。休んでいても良くならず,仕事中は気が紛れることから、運動不足も影響している可能性があります。激しい運動ではなく、軽く息が弾むくらいの軽い有酸素運動に取り組みましょう。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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この回答の相談
こんにちは。
宮城県在住23才の女です。
最近、5日前くらいから、36度7分〜37度2分くらいまでの
微熱が継続していて、だるさと熱っぽさがあります。今までは、熱があ… [続きを読む]
sinpaiさん (宮城県/23歳/女性)
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