対象:会計・経理
事業主借と事業主貸について
ご回答いたします。
まず、事業主貸とは、自分の生活費その他家事上の費用や所得税、住民税などの事業所得の必要経費にならない税金を支払った場合に用いる科目です。事業主貸勘定を返済する場合、「事業主借」を使っても構いません。「事業主貸」は、「事業主借」の反対科目で、期末に「事業主借」と相殺します。
一方、事業主借とは、事業資金として事業主から受け入れたり、預金通帳に払い込まれた利息など事業所得以外の収入を事業に受け入れた場合に用いる科目です。事業主借勘定を返済する場合、「事業主貸」を使っても構いません。「事業主借」は、「事業主貸」の反対科目で、期末に「事業主貸」と相殺します。
結局、年度末に両者は相殺されてしまうのだから、どちらか一方の科目だけ使用すればいいのではないかと思います。確かに、課税所得の計算においてはどちらか一方だけを使用していても問題はありません。但し、経費にならない支出や所得にならない収入などが年間でそれぞれいくらだったのか、総額で把握したい場合は、期中で「事業主貸」と「事業主借」を明確に区分したほうが望ましいです。
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この回答の相談
個人経営で事業をしております。毎月伝票を記載しその後の処理を会計事務所に依頼しております。
このたび分かったことなのですが今まで私が「事業主借」で伝票に記載していたものを会計事務所ではすべて… [続きを読む]
ぼく110さん (愛知県/37歳/女性)
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