対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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1階を影にしないために
ぷりきゅあママさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
太陽の高さは、南中時(太陽が最も高くなる時間:11時半〜12時)で、夏至の時は約80度と高いですが、冬至では30度ととても低くなります。
冬至の時、南側に建物に対し、1階を日影にしたいためには、かなり離す必要があります。
南側の敷地が、レベルが低いわけですね。
「約1mくらい上に一階と二階の境があり」ということから、あなたの敷地からの南側の建物の高さを、4mと仮定します。
冬至での、南側の家の影の長さは、約6.4mとなります。
敷地境界より南側建物が80cm離れているとして、地盤面で境界線より6.4-0.8=5.6mの影となります。
1階の床面が50cm上がっているとすると、1階床面での南建物からの影の長さは5.6m、敷地境界線から4.8m、
1階床面から1mの高さでの影は、南建物から4.0m、敷地境界線から3.2mとなります。
建物を南敷地境界線から3.2m離したとき、冬至での影が、南面窓で床から1mの高さということです。
南に建物を寄せ、1階の日当たりを確保する方法ですが、
2階は十分な日当たりがあるので、やはり2階から1階に日照を呼び込む、''吹き抜け''が有効です。
適切な断熱を行えば、冬寒いことはありません。
個室と比べ、LDKを明るくしたいとすると、LDKを2階にするのも一つの方法です。
2階は、屋根なりの天井とすることで、天井を一部高くできる可能性もあります。
参考にしていただけたら幸です。
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この回答の相談
1年以上土地を探し、始めは、平地を希望していましたが、日当たりが第一条件だったので団地の中の、土地を決めました。
今、間取りを決めている段階ですが、冬の日当たりが心配になってきてい… [続きを読む]
ぷりきゅあママさん (広島県/42歳/女性)
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