対象:リフォーム・増改築
中舎 重之
建築家
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敷地内の雨水対策
床下に雨水が入らない対策を記します。基礎を高くする発想を逆にして下さい。建物の四周の地盤に大きな排水溝を造ります。排水溝は接続道路に繋いで排水するか、大きい浸透升を設置して其処に流し込みます。排水溝とは幅60~90cm、深さ15~20cm(基礎フーチングの天端まで)、形状は当然凹型にして底もサイドも10~15cmのコンクリートにて造ります。次が大事です。 人の往来の頻度が高い所は砂利か砕石を使い、深さ15~20cmを埋めて下さい。砂利や砕石は豪雨にも流されません。施工した形を何十年も保ち続けます。
タネ明かしをします。これは古来、日本建築で軒樋の替わりに犬走りを造り、雨水の跳ね返りによる泥や土などで建物を汚さないとても賢い方法です。日本庭園の建築を見学する時、建物本体はさることながら、建物の外周と足元も見て下さい。
以上です。 2014.6.7 中舎重之
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この回答の相談
築10年の一戸建てに住んでおります。 周りの家より基礎を低く建ててしまい 大雨時に浸水しそうになったことがあります。
ローンもまだまだ残っていますが 大雨が降るたびに 自分の家が浸水するのでは、ない… [続きを読む]
bootarouさん (宮城県/40歳/女性)
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