対象:住宅設計・構造
野平 史彦
建築家
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断熱の程度によります。
りう様
昔の殆ど断熱の効いていない家では、よく開放型の暖房器具を使ってリビングなどで局所暖房を行なっていたと思うのですが、煙突の無い石油ストーブなどを使うと、燃焼により多量の水蒸気が発生し、それは暖房している部屋ではいいのですが、その暖かい空気が非暖房室、特に北側の最も冷やされている壁面、即ち、北側の押し入れの中に侵入すると、たちまち冷やされて飽和水蒸気量を越えてしまうため、その分が水(結露)となって付着する事になります。
昔の家ではそういうことが繰り返していたので、押し入れの中はカビやダニの温床になっていた訳です。
しかし、きちんと断熱された家(次世代省エネ基準なみに)では、北側の部屋であっても壁面が結露域に達する程冷たくなる事はないので、その心配はありません。勿論、24時間換気設備も結露防止に一役かっているので、カビや結露の心配はありません。
即ち、あなたのお宅の断熱仕様がどのようなものであるかによって違って来ますので、その辺りをご確認頂ければと思います。
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この回答の相談
木造3F建新築計画中で現在設計段階です。間取の都合上各階とも北側に収納のスペースが当てられていますが、この収納部分の湿度調節(特にカビや結露)がとても気になっております。
ハウスメーカーの人は… [続きを読む]
りうさん (東京都/44歳/女性)
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