対象:住宅設計・構造
安藤 美樹
建築家
-
自然災害に対しての設計について
- (
- 4.0
- )
建築基準法(第1条)で定められている基準は、最低基準だと考えて良いです。
すなわち、大地震をうけたときに、人命を守るために建築物の崩壊を防ごうとしているもの、大地震後の財産保全と機能維持まで求められていないというのが、現実です。
法律は最低基準と考え、私達設計者は、建物毎に、安全性の高いものを目指すのが、役目だと考えます。そして建築主さんへの説明の義務もあります。どこまでの安全性を目指すのかの話し合いを行うべきとも考えます。
壁や屋根材の仕上げの安全性の検討も最近ようやく、重視されるようになってきました。
以前はこのへんはおざなりで、被害が多いのは、このへんが原因と思います。
どこに頼んでも当然壊れない建物を建ててくれる、と考えていると
思います。
が、残念ながら、
安全性の高い建物を建てることへの方針を、建築主さんが持たなくては、そしてそれを実現してくれる設計者に依頼しなくては実現しないかもしれません。
少しでもご参考になる事を願っています。
評価・お礼
jka さん
安全性については、注文住宅であれば、実現できるかもしれないが、
それでも最低限、住まう側が賢くなり、安全性を確かめ、きちんと投資しなければ無理ということですね。
ご回答ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
先日の台風18号での報道で、住宅の壁がまるごと吹き飛んだ事例をみました。
壁の一部に何かが当たって穴が開いたり、一番外側が吹き飛んだり、というのは常識的にありそうに思うのですが、まるご… [続きを読む]
jkaさん (京都府/34歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A