対象:住宅設計・構造
中庭がつくりだす広がり
こんにちは、MTKarchitectsの目時です。
お気にされている内容については、中庭を計画する上でのデメリットとなりうることは確かです。
でもそれは、プランの仕方などでかなり解決できるとものだと思います。
防犯上については、その中庭と常に人がいる居室とを隣接させたり、どこの部屋からでもそこを望めるする。つまり視線を通すということです。
また通風や採光については、風の道をしっかり作ってやり、中庭にどうやって自然光を呼び込むかを考えてプランや建物の高さや断面を決めていきます。
ヨーロッパでも中庭を採り入れた住宅や建物はたくさんあります。デメリットをデメリットとしてあきらめてしまうのではなく、色々な発想でより多くメリットに変えていけるものです。
右のプランやイメージパースは、中庭を囲んで様々な居室が配置されているものです。居室は中庭をはさんで東西に、中庭は風の道や採光を考え南北方向に配置しています。こうすることでこの中庭は、どの居室にも面し、どの居室からも行き来できます。中庭中央には東西の部屋を結ぶガラス戸で覆われた廊下があり、このガラス戸を全て開け放つことで、南北に開放されます。
住宅は、デメリットをいかに少なくし、日々の生活のなかでのメリットを増やしていくかが重要だと思います。
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