対象:遺産相続
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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住宅取得にまつわる税金等の知識です
ytytgogo 様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
1.住宅購入に際し、ご両親からお金で援助を受ける際には、相続時清算課税制度を活用すると3,500万円までの非課税枠が選択できます。
2.また、お父様のお歳が本年1月1日時点で65歳以上であれば、お父様の土地の贈与を受けても、非課税枠2,500万円が使用できます。
相続時清算課税制度のあらまし
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/pan1504-1/01.htm
なお、相続時清算課税制度を選択された場合には、以降相続開始までこの制度の適用を受けます。
3.その前に、来年平成21年1月1日から平成22年12月31日までの間に、父母や祖父母など直系尊属からの贈与により、ご自分の居住用の住宅の資金を取得した場合には500万円までの金額が非課税となります。詳しくは下記をお読みください。
住宅取得等資金の贈与税の非課税のあらまし
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/sozoku-zoyo/8102/pdf/01.pdf
4.お父様の資金とytytgogo様の資金で購入された場合、その資金額に応じて名義を設定された場合には、夫々の財産ですので、贈与税はかかりません。が、登記費用は、登録免許税、不動産取得税、印紙税、司法書士への依頼費用等は二人分かかります。
ローンを設定する費用も二人分になります。
この場合家賃を払わなければ使用貸借となり、お父様の持分は自用として評価されます。また相続開始時には、遺産分割が定まるまでは相続人全員の共用物になります。
以上今回の件に係わる主要な税の事項になります。
3.を使用して自己資金に加え、まずは頭金を増やされては如何かと存じます。
その上で、どれを選べるか等ご検討されるようお勧めします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
相続時精算課税と登記の名義についてご教授ください。
住宅購入を検討しています。
親からの援助をもらって頭金にするつもりですが、
税金の考え方と登記の方法で悩んでいます。
勉強不足で… [続きを読む]
ytytgogoさん (東京都/25歳/男性)
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