対象:住宅設計・構造
建築士と施工管理技士の違い
資格の違いですが、皆様が仰られておられることと
同じ見解ですのでご説明は、省かせていただきます。^_^;
私が気になったのが・・
建築一式工事であれば・・・という文言なのですが、
これは建設業法上の許可の事を仰っておられたのではないでしょうか?
建設業の許可は、一件の請負金額が1,500万円未満の工事(税込み)若しくは
木造住宅で150m2未満の工事(主要構造部が木造で、延べ面積の1/2以上を住居に供すもの)
以外の工事を請け負うのであれば、必要となります。
ですので、住宅、建設会社であれば、ほとんどが建設業の許可を取得されていると思います。
建設業の許可も、その工事の請負金額から、一般と特定、また知事、大臣許可と
種別が分かれていますが、一級建築士、一級施工管理技士ともに、建築業一式であれば、
専任の技術者となれますから、どちらの資格者でも許可が取れるという事になっています。
私の憶測ですが、建設会社の社員さんがどちらでも大丈夫と言う意味は
そういう意味だったのでは?と思います。
何が出来て何が出来ないと言うと、皆様が仰られているように、施工管理技士の資格は、
建設業法上の資格ですから、建築士法上で資格が必要となる規模の設計・工事監理は出来ません。
ちなみに、木造であれば、延べ面積が100m2を超えると木造建築士以上資格が必要となります。
また、建築士事務所登録をしなければ、設計の業務を出来ませんから、
その際に管理建築士になとうろすると建築士の資格が必要になります。
逆に、建設業法では、施工管理技士資格が優遇されているので、建設業の許可を
取る際、業の種別が建築士より施工管理技士の方が幅広く許可を取れます。
補足
尚・・・
建築士事務所、建設業の許可どちらも、
専任の資格者を置く事になっていますので、
一人の人が両方の資格を持っていてもどちらかしか基本的には専任登録
できないことになっています。
ですから、建設会社でも建築士事務所登録をしていれば、
技術者は別にいることになります。
近年の建設業法、建築士法の改正で、
専任、管理建築士の要件が厳しくなっていますので
詳しくはここでは書ききれませんが、
また、ご質問をご記入くださいませ。
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浜田 肇一
回答専門家
- 浜田 肇一
- ( 福井県 / 工務店 )
- 濱田建設株式会社 代表取締役専務
パッシブZEHで、エコで長期に快適に暮らせる住まいを
福井県・滋賀県近郊で、パッシブデザインのZEH住宅を手がける設計工務店です。時を経てライフスタイルが変化しても、各空間の用途を自在に変えられるのが大きな強み。自然エネルギーも最大限に活用し、低コストでエコな暮らしをサポートします。
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この回答の相談
一級建築士と一級施工管理技士との違いを教えて下さい。
建設会社の人に聞いたら、一式工事であればたいした違いは無いとか言われましたが、意味不明でした。。。
何がどう違って、どっちが凄いのか、どちらにも凄いところがあるのかなど具体的に教えて頂ければ助かります。
takiさん (大阪府/38歳/男性)
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