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職場のストレスが原因?ライフスタイルの点検・改善も

2009/09/05 16:30

日曜日の午後や月曜日を中心に不安感や過度の緊張感、焦燥感、憂うつな気分が出現し、精神安定剤を服用しなければ落ち着かないという状態は、うつ病や不安神経症の徴候を充分に備えています。

またこれが仕事中に出現しやすいのは、職場での業務や人間関係などが原因の一つになっていることを示唆します。思い込みが多く傷つきやすいという性格上の特徴も、症状の増悪に寄与している可能性があります。

病院から処方される精神安定剤や抗うつ剤、睡眠導入剤などの薬物は、不安感や焦燥感、憂うつな気分を和らげ、寝つきを良くする等の効能があり、その効果発現の速さは何物にも変え難いため、どうしても薬に頼る気持ちになってしまいがちです。

ところがこのQ&Aやコラムでしばしば指摘したように、うつ病や神経症などの精神疾患には必ず「原因」というものがあり、それを解消し自分の内外の状況を改善しなければ、病気が根本的に良くなることはありません。薬には病気を最終的に治癒させる力はないのです。

その原因としては上記のように、職場でのストレスや性格上の特徴などがありそうですが、それ以外にはどうでしょうか。家庭の環境や友人等との人間関係、生活習慣などには原因が隠されていないでしょうか。

米国などで近年、うつ病や神経症の重要な原因として注目され研究されている要素に、食生活の乱れと栄養バランスの破綻、それに低体温があります。このQ&Aで何回も解説しておりますので、参考になさって下さい。

具体的には、砂糖など糖質の取り過ぎは反応性低血糖、ビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足は神経伝達物質の機能不全をそれぞれ招き、神経機能を低下させます。また36℃以下の低体温は免疫力や代謝を不活発にし、やはり神経機能を損ねます。

先ずは食生活などのライフスタイルを点検、改善し、その次に職場などでの業務や人間関係の改善等に着手するという順序で取り組んでみてはいかがでしょうか。

回答専門家

吉野 真人
吉野 真人
( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。

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この回答の相談

極度の緊張感と不安感で悩んでいます

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/08/23 16:29

今年の6月中旬からメンタルクリニックに通っているものです。

常に病院から処方された混合薬(セルシン散+デパス細粒+乳糖)を服用していないと、突然の不安や過度な緊張感が現れ、憂鬱にな… [続きを読む]

リーオーさん (宮城県/23歳/女性)

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