対象:ペットの医療・健康
Re:生まれつき睾丸がひとつ体内に
精巣が陰囊内に下降しない先天的な異常のことを陰睾(潜在精巣)といいます。
体内に残った精巣は加齢とともに腫瘍化しやすく、また遺伝する可能性が高い病気のため、早期に去勢手術を行うことが推奨されます。
潜在精巣は鼠径部の皮下にある場合と腹腔内にある場合があります。腹腔内にある場合は開腹にて、精巣を摘出する必要があるため、鼠径部の場合より患者の負担は大きくなると考えられます。陰睾の手術の成功率については詳しく調査されたデータはありませんが、身体検査、血液検査などの必要な検査を実施し、異常がないようであれば問題ないと思われます。
潜在精巣の手術は、術後の感染症や合併症の発生は少ないとされていますが、まれに縫合糸にアレルギー反応を示す場合もあるため、術創にしこりなどの異常を発見した場合は、すぐにかかりつけの獣医師に相談してください。
退院後は、
1)抜糸までの間は自己損傷を防ぐためにエリザベスカラ-などを装着し、長時間のお散歩や激しい運動は控える
2)発赤や腫脹、出血、排膿がないか1日2回程度は術創の確認をする
3)元気や食欲の確認をする
その他、気になる症状が出現した際は、速やかに担当獣医師に相談することをお勧めいたします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
1歳2ヶ月のミニチュアダックスですが生まれつき睾丸がひとつ
体内にあると言われました 普段は元気です このまま放置して
置くと大きくなり腫瘍と言われ手術することになりました
手術の成功率,術後のケア等おしえて下さい
ダックくんさん (静岡県/41歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A