上司に病的な要素あるも長所発見し付合いのコツ習得を

全てに於いて細かく指示し、相手が完璧でないと気が済まないという上司は、部下にとってはとても窮屈で気が詰まるような存在です。しかも皆の前で意に沿わない個人を責めるというのは部署全体の士気にも影響し、できれば願い下げしたくなる上司です。

あくまで個人的な印象ですが、この上司からは病的な要素が感じられます。強迫神経症や自律神経失調症などの可能性があり、低体温や栄養バランスの乱れ等が背景としてあるのかも知れません。

しかしそんな上司であっても当面はお付き合いせざるを得ませんので、少しでも有意義な付き合い方を心掛ける必要があります。そのために先ず決めるべきは、この上司とどのような関係性を築きたいかです。

つまりこの上司にとって掛けがえのない存在でありたいのか、あるいは付かず離れず適度に付き合ってトラブルやストレスを最小限に留めるのか、といった選択肢です。

もし前者を選択するならば、上司の人間性を深く理解しペースを合わせる必要がありますが、お話からするとその選択の可能性は低そうですので、後者を中心に考えてみましょう。

先ずは周囲でこの上司と比較的うまくやっている人を見つけ、その理由やコツを探り出します。その人は上司の態度に辟易しながらも付き合い方のポイントを見つけ実践しているはずです。その人から「極意」を聞き出し身につけてください。

次に上司の「持ち味」を発見することが大切です。どんなに短所が多い人間でも何か長所や持ち味があるはずです。そうでなければ曲がりなりにも会社で昇進し、部下を持つまでには至りません。何でも良いので持ち味を見つけ、上司にそれとなく伝えてください。

さらに上司とは、プライベートの会話や会食なども試みるべきです。50才過ぎで独身ということは、本心では寂しい思いをしている可能性があります。仕事とは関係ない話や相談事を持ちかけたり美味しい食事をしたりして、付き合いに幅を持たせましょう。