夜間の捕食による低血糖で病状悪化?摂食行為の改善を
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夜間に2時間おきに目が覚める眠りの浅さ、朝から体が重く日中も倦怠感が続いている状態から、3年間治療を受けていたうつ状態が復職の前後で悪化しているようです。安定剤や睡眠薬など6種類も服薬しておられますが充分な改善が得られていない模様です。
お話の中で一つ気になるのが、目が覚めた際に何かを食べるという行為です。空腹を感じてついお菓子などを食べてしまうのでしょうが、夜間に断続的な低血糖に見舞われていて、食べずにいられない状態になっている可能性があります。
夜間の補食に限らず、日常的にどのような食材を好んで食べるかによって、基本的な体調や心理状態が大きく左右されます。米国などの最新の精神医療では、食生活の乱れや栄養バランスの破綻がうつ病や神経症などの主要な原因の一つということが報告されています。
うつ病や神経症などの方によくみられる摂食パターンとして、間食や夜食などを含め甘いお菓子や清涼飲料水、砂糖入りのコーヒー等を頻繁に摂取することが挙げられます。そのため数時間後の低血糖を招き、倦怠感や虚無感、不眠、イライラ感などを誘発します。
それとともに、野菜や果物などの植物性食品や動物性タンパク質の著しい不足は、ビタミンやミネラル、アミノ酸、ファイトケミカル(植物性生理活性物質)の欠乏を招き、神経伝達物質の生成不足からうつ病や神経症などを引き起こすのです。
食生活の改善方法については、このQ&Aやコラムに何回も掲載していますので参考になさってください。これらの基本的な取り組みをせずに薬を増やしたり変えたりしても、病状の根本的な改善は期待できません。
食生活の改善だけではなかなか病状の回復が得られないという場合も考えられます。その場合は個々の食材の栄養価が昔よりも格段に落ちていることから、充分な栄養吸収になっていないと想定されます。その際には有効かつ安全性の高いサプリメントを摂取することが勧められます。
評価・お礼
よすけ さん
ちゃんとした食事が必要なのですね。
それで少しでも改善が見られるのなら、挑戦したいと
思います。
一応ですが、毎日、ビタミン剤だけは飲んでいます。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
先週、もともと3年ほど治療を受けていた心療内科に
病院を戻しました。
理由は、復職して、前の病院に行きにくくなった事と、
鬱症状が、きつくなったからです。
元々通っていた病院… [続きを読む]
よすけさん (兵庫県/34歳/男性)
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