対象:マッサージ・手技療法
腰椎すべり症の治療について
はじめまして、川井筋系帯療法の川井太郎と申します。
イギリスでもアメリカでも、そして日本でもそうですが、
病院の整形外科は元々「外科」ですので、外科的処置(手術)を得意としており、手術以外の保存的療法については投薬や麻酔注射、温熱、牽引、入院安静、リハビリとしての筋力トレーニングぐらいしかありません。
ブロック注射(麻酔)は痛みの神経伝達を遮断して症状としての神経痛を和らげるもので、神経痛が軽い場合には有効ですが、重い場合には効果はなく、また、腰椎すべり症自体が改善するものではありません。
腰椎すべり状態自体が何の施術もせず自然に元の位置に戻ることはほとんどないと言ってよいでしょう。
イギリス医師の判断を推測すると、
日にちが経つにつれ腰部から足へと痛みの範囲が拡大して神経圧迫範囲が拡大していること、症状が痛みからしびれそして感覚麻痺へと圧迫レベルが上がっていること、などから状態は現在悪化傾向にあり、尚且つ、腰椎すべり自体の度合いも大きいことから、投薬や麻酔注射、入院安静では早期に痛みが軽減する可能性が低い一方、他方痛み・しびれによる日常生活への影響や今後の再発の可能性が高いことも考慮して、手術がベターと考えたのではないでしょうか。
この点、病院での判断では、日本でもあまり差はないと思います。
そもそも「腰椎すべり症」は、体の土台となる骨盤の前傾過大やねじれ(骨盤のゆがみ)によって、その上に乗っている腰椎部が前側に押し出され機能異常が起こり、腰部周辺の筋肉や靱帯が過剰に緊張し、神経を圧迫して痛みの原因となっています。
そこで手術以外の方法としては、
骨盤を支える股関節や腰部・骨盤の機能的状況、周辺筋肉の緊張状態の有無などをくわしく分析して、骨盤の傾斜やねじれなどを少なくして腰椎部が適切に機能できるように整えていくことが重要です。
回答が長くてすいません。以下続きます。
補足
この点、病院のリハビリ(筋力トレーニングなど)などでは腰椎すべり症による痛みの軽減は難しく、これらは再発予防的な処置と考えた方がよいでしょう。
むしろ信頼できる手技療法専門家(整体やカイロなど)を探していただき、体の状態を詳しく診てもらうことをお勧めします。
イギリスでも対応できるフィジオセラピストやカイロプラクターなどはいると思いますので探してみてはいかがでしょうか。
また、自分でできる対処法として、
仰向けに寝て体育座りのように両手で両膝を抱えてゆらゆらと腰を軽くゆさぶる川井式「骨盤ゆらゆら体操」をやってみてください。
骨盤の前傾を和らげ腰周辺の筋肉の緊張を和らげますので、上手くいけば痛みを和らげることもできるかもしれません。
記事はアトピーに関するものとなっていますが、「骨盤ゆらゆら体操」は腰痛症にも効果があります。
http://www.kawaikinkeitai.co.jp/kawaikinkeitai/haturatu-genki.htm
ご参考にしてください。
身体不調の原因「身体のゆがみ」をモアレ写真で科学的に分析!
*病院でよくならなかった肩こり・腰痛・膝痛・慢性疲労・アトピーなど専門
体にやさしい骨盤ゆらゆら整体! 川井筋系帯療法治療センター
東京 横浜 船橋 さいたま新都心 名古屋 http://www.kawaikinkeitai.co.jp/
回答専門家
- 川井 太郎
- ( 東京都 / あん摩マッサージ指圧師 )
- 川井筋系帯療法治療センター 院長
身体の歪みを改整してナチュラルヘルスケア&アンチエイジング!
首肩こりや腰痛、便秘、更年期障害、アトピーなどの諸症状を独自の身体分析法と手技施術で改善へ導きます。40年の実績がある独自の整体「川井筋系帯療法」は、東京、横浜、船橋、大宮、名古屋、札幌でこれまでに5万人以上の施術実績があります。
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この回答の相談
イギリス在住40歳男性です。
昔から腰痛持ちでしたが、6週間前からまた腰痛が始まり、4週間前から足に発展、ももからひざに至り、2週間前からは足の指までしびれて間隔もにぶってきています。
先日や… [続きを読む]
kuchuさん (大阪府/41歳/男性)
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