人件費削減について

繁盛店コンサルタントの渡邉康弘です。

飲食店の想定としてお答えします。


暖簾分けについては、人件費の削減効果よりも将来の独立を考えているスタッフにとって
士気を高めるもの、または企業が掲げる方向性であると考えます。

暖簾分けの対象となるスタッフの方も、お店を任せられる方になると思いますので
既存のお店の戦力ダウンは避けられなくなることは念頭に置かなければなりません。


リストラ以外の人件費削減については、勤務シフトの見直しや稼動ピークの見直し
或いは思い切った営業時間の改定や、業態の見直しなどによって無駄な時間帯を減らす
ことで人件費の削減に繋げていく方法が考えられます。

しかし、店内の士気の低下は避けられません。
また、そのことで一層の売上低下が起こり、更なる削減を求められることも
予測しなければなりません。

先ずは既存のスタッフ構成で、チラシ配りやポストインなど攻めの姿勢を示し
その上で結果が出なければ、次の段階に進むことを考えたらいかがでしょうか。

その時には、スタッフ自身も時短などの削減を受け入れやすくなります。


支出を抑えるためには、どこかの経費を削減していかなければなりませんが
他の経費と違って、人の感情をコントロールするのは難しい問題です。

一度前向きな方向で、スタッフと一緒に解決する方向を考えてみることもお考え下さい。
違った経費削減や、売上に対する貪欲さなど、予期しなかった効果が出るはずです。

同じ気持ちで団結したパワーは、人の数だけ可能性が膨らんでいきます。


もし、分からないことや不安がありましたら、またご連絡下さい。



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