対象:ペットの医療・健康
RE:犬の柔らかいしこりは脂肪腫!?
乳腺に腫瘤(しこり)が見つかり、切除した場合は、そのしこりを専門機関(通常は病理検査を実施している施設)で調べること、および肺への転移がないかをレントゲンで確認することが望ましいと考えます。複数のしこりがある場合、その中の一つだけが腺癌(悪性)というケースもありますので、切除したしこりは全て病理検査を依頼する必要があります。病理検査では、しこりの細胞が悪性であるか否かと同時に、周りの組織や、同時にもしリンパ節も切除している場合はそのリンパ節に腫瘤(しこり)の細胞が入り込んでいないか(浸潤していないか)もチェックしてくれます。これらの検査を行っていない場合は、悪性か良性かを判断することはできません(すなわちご質問通り、悪性腫瘍の可能性もあります)。もし既に切除されたしこりが破棄されているようでしたら、最低2年間は乳腺や周辺リンパ節にしこりの再発がないか気をつけて観察すること、また、肺へ転移しないか定期的にレントゲンでチェックしていただくことをお勧めします。
なお、正中線に見つかったやわらかめのしこりは脂肪腫の可能性もありますが、皮膚に発生する別の腫瘍の場合もありますので、細胞を調べる検査(細胞診)で確認していただく方が安心できるのではないかと思います。
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先日乳腺に豆のような硬いしこりを良性か悪性かは調べず切除と避妊手術を行いました。
数日後に胸を調べたとき左右の乳と乳の中央に柔らかめのしこりが見つかり切除したものと明らかに違いコリコリし… [続きを読む]
waveloofさん (埼玉県/40歳/男性)
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