対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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天空光をコントロール
こるびじぇさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
ご質問文面からは、「軒」のレベルは、2階床レベルの庇でなく、2階より上の屋根レベル、ということでよろしいでしょうか。
屋根レベルの軒として話を進めます。
南中時(一日の一番高い時間)の太陽高度は、約32°(冬至)から78°(夏至)まで変化します。
900mm程度の出の軒があれば、夏はその階の室内への直射を防ぎ、冬は室内にたっぷり入れることができるわけです。
採光には、太陽による直射光の他、空の明るさによる天空光があり、さらに周囲環境からの反射光が入ります。
軒の出が1800の場合、天空光の面積が減るため、浅い軒と比較すれば、暗くはなります。
軒の出だけでなく、軒の高さも影響します。
軒の先端が低く、覆うようだと、天空光が減り、暗くなります。
明るくするには、南側窓を大きく(タテ・ヨコ共)することで天空光が増えます。
部屋の奥行きが深いと、軒の出が加算されるので、暗くなりますが、南以外の面に窓があればそちらから採光が取れます。
参考にしていただけたら幸です。
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