対象:キャリアプラン
回答数: 1件
回答数: 1件
回答数: 3件
藤崎 葉子
キャリアカウンセラー
10
社会の変化により注目される概念に
はじめまして。
サクセスボードのキャリアカウンセラー藤崎葉子です。
『人間力』という言葉は
ここ数年で重要なビジネススキルとして使われるようになりましたね。
ポイントは、「なぜ、注目される能力となったか?」にあると思います。
・人間力の定義とは何なのでしょうか?
私は、「人間力」とは、
自分の持っている能力をうまくまわりと調和させて発揮する力
だと思います。
車に例えると、エンジンの部分であり、タイヤ、車体などさまざまな
パーツを動かすエネルギー、原動力にあたると思います。
人の心のエネルギーやまわりとうまくやれる力(あいさつができるなど)
なども含めて「人間力」と言えるのではないでしょうか。
・あえて新しい用語を必要とするほどの斬新な概念なのでしょうか?
・人間力という言葉が流行る前はどう対応していたのでしょうか?
では、なぜ近年になって改めて注目され始めたかというと、
企業が重視してきた人材開発に影響を受けていると思います。
1970年代までの高度成長期には人材は「労働力」と考えられ、どの業界も右肩上がりに資源(ヒト・モノ・カネ)を投入すれば事業が拡大するという時代でした。
その後1980年代以降は、競合に打ち勝つ人材育成が活発化し、「人的資源管理」という概念が生まれます。グローバル化、IT化が進む中でより人材の能力を発掘・開発した企業が生き残るという構造に変化しました。
2000年代に入り、より自律力、自己啓蒙意識が高い人材、また高度な技術変化の激しさに適応できる人材が求められるようになり、企業内の経営幹部・管理職の行動基準などにさかんに『人間力』という言葉が使われ始めたのです。
それが厳しいビジネスシーンで生き抜くための個人の能力としても注目されるようになったのでしょう。
昔も今も、スキルと人間力をバランスよく発揮できる人が活躍できるのではないでしょうか。
以上、参考となれば幸いです。
(現在のポイント:3pt)
この回答の相談
おせわになっております。私は機械系のエンジニアです。「人間力」なる用語をいかがわしく思っており質問させていただきます。なんだかかつてのEQと同様に、人間力セミナーや人間力講座… [続きを読む]
Moriya, Tomoさん (東京都/30歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A