対象:投資相談
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監査法人の役割を確認しましょう
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Moriya, Tomo様 バームスコーポレーションの杉山です。
監査法人の役割を確認されたほうがよいと思います。日本の投資信託の場合、監査法人はファンドの計理(基準価額の算出等)について、重要な虚偽の表示がないか、試査によって確認していると記載されています。
つまり、ファンドの膨大な取引すべてをチェックするのではなく、いくつかを抽出して問題がないかを調べることをもって(全体の)確認としている。それも重大な虚偽の表示がないかを確認しているのです。
日本で販売されている公募型ファンドの数と監査法人の数を比較してみれば、監査法人の仕事量が膨大になっているのがわかるでしょう。すべてをチャックするのには、膨大な時間とコストがかかる。そのコストを投資家が負担するのは耐えきれないから、一定の水準の監査を行っているというのが現状です。監査法人がファンドの行為すべてをチェックしているわけではありません。
一方、問題になっている海外のファンドですが、こちらは、ほぼオフショアに設定された私募ファンドでしょう。監査法人の問題というより情報開示の問題であったと思います。もちろん、開示された情報を判断するのは投資家自身です。オフショアファンドの場合、見たい情報の要求まで含めて投資家の自己責任になっていると考えたほうがよいでしょう。
監査法人はファンドの情報開示の一部を担当しているが全部ではないと考えるのが相当です。最終的には投資家の自己責任。監査法人は、投資家が判断する資料の一部を保証しているに過ぎません。
評価・お礼
Moriya, Tomo さん
ご回答ありがとうございます。
どの監査法人でも監査に抜けはありえるということですね。
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この回答の相談
おせわになっております。詐欺には引っかかりたくない個人投資家です。
直近の金融詐欺としてマドフ事件があります。この事件は監査法人が無名で実態のない組織であったことから、も… [続きを読む]
Moriya, Tomoさん (東京都/30歳/男性)
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