対象:矯正・審美歯科
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吉岡 武史
歯科医師
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歯並びが悪いのはなぜ? 治療方針の選択。
キラランさんこんにちは
*■A-1歯並びがわるいのはなぜ?
他の先生も共通して述べられているのが、
''「歯」と「顎」のアンバランス''です。
**【 歯 】について
「歯の大きさ」は個人差はありますが、ご両親の歯の大きさと非常に近いのです。
「遺伝」でほぼ決まっています。
**【 顎 】について
「顎の大きさ」は、身長と同じく、''環境''に左右されやすいものです。
平成生まれの方は昭和世代よりも明らかに体格がよくなっています。
しかし、歯並びに関しては、むしろ悪くなってきています。
「栄養価」がよくなりましたが、''「軟食」''が一因といわれています。
注) 顎が本当に小さいかは、直接みている先生に確認してもらって下さい。
「自宅でのチェック」 「レントゲンでの確認」
についての私見を他の回答に出しましたので見て下さい。
「7歳になる娘の乳歯が生え変わりません」
*■A-2 治療方針の選択肢
[ 1 ] このまま経過観察を行い、永久歯列になっても歯が並ばないことを
確認してから固定式矯正を行う。 生活習慣改善は特にしない。
永久歯抜歯が必要となる可能性があります。
[ 2 ] 生活習慣を改善し、少しでもよい状態になるようにがんばり、
ある程度の叢生は許容する。
現時点では矯正は行わない予定。将来本人と相談し検討。
[ 3 ] 生活習慣を改善し、少しでもよい状態になるようにがんばり、
永久歯がそろってから固定式矯正を行う。
抜歯の可能性は中程度。何もしないよりは抜歯の可能性が少ない。
[ 4 ] 生活習慣を改善し、努力しながら、顎の大きさの改善の為の拡大等を
早期に行う。 現在の年齢で適正な状態まで拡大し、その後はよい状態を
維持するように、よい習慣を続ける。
補足
[4-2] 拡大によって一時的に追いついたが、生活習慣改善のした成果が
あまりみられないか、悪い習慣にもどってしまった場合です。
顎の成長発育のスピードがわるく後継永久歯の交換がうまくいかない場合など
悪い兆候が確認された場合の選択肢は、
4-2-a 虫歯の心配のない軽度の叢生であれば矯正はしない。
4-2-b 再度拡大治療などの選択肢を検討するが固定式であれば行わない。
4-2-c よりきれいな状態を求めて、固定式の治療など歯科医が介入する選択肢を検討する。
*■A-3 その他
**A-3-1現在の先生の選択肢はの理由は?
「下顎両側Bの抜去」の目的は、''「時間を稼ぐ」''事です。
歯並びや矯正の治療は、長期になります。
''「本人の意欲やその他」''を総合的に判断し、
まだ時期ではないと考えた可能性があります。
**A-3-2 特に本人の意欲に関して
拡大床は「着脱式」なので、治療中でもブラッシングが出来るなどメリットも多い方法ですが、
それは同時にデメリットにもなります。
「本人のきれいにしたい」という意識が成功の鍵を握っています。
**A-3-3 矯正専門医で治療を行うことになった場合は、''ダブルチェック''を。
方法は納得できた先生にお任せするとして
''虫歯''や''歯周病、予防''などに関しては、予防を重視している医院に平行して通院、
矯正治療中のダブルチェックをしてもらいましょう。
そして矯正終了から成人後、壮年期、その後もずっと続けてほしい予防。
セルフケアの習得と、定期的なプロケアを習慣とする事が一番良いと思います。
それぞれ専門家に任せながら、平行して管理してもらいましょう。
身体バランスをみるかみ合わせ治療 よしおか歯科
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
6歳の子供の歯についてですが、下顎Aが左右ともぬけましたが、1番が2本とも後ろのほうに萌出しています。小児歯科医に相談したところ、下顎左右Bを今のうちに抜いてしまえば1番はきちんとしたところに移動するといわれましたが、今の段階でBを抜くのが納得いきません何か良い方法があればアドバイスお願いします。
キラランさん (富山県/40歳/女性)
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