アキレス腱周囲炎のケア - 専門家回答 - 専門家プロファイル

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

注目のQ&AランキングRSS

対象:体の不調・各部の痛み

吉川 祐介

吉川 祐介
カイロプラクター

- good

アキレス腱周囲炎のケア

2009/06/24 21:21

アキレス腱周囲炎は、ランナーに多くみられるスポーツ障害のひとつです。エアロビクスでも、ランニングと同様かそれ以上に煩うリスクが高いスポーツといえます。なぜなら、ジョグなどではつま先から着地するため、腓腹筋、ひらめ筋などの足関節底屈筋群がエキセントリックコントラクションを強いられ、ストレスがアキレス腱付着部に集中するためです。

アキレス腱周囲炎の急性期には、アイシングと少なくとも2-3週間の安静が望ましいと考えられています。実際には、痛みなくスポーツを再開するのにはもっと時間がかかることが多いようです。急性期に無理をすると、炎症がひどくなって悪循環に陥ることがあるので注意が必要です。

急性期を過ぎたら、ストレッチや下腿三頭筋のストレングスエクササイズを少しずつはじめるとよいでしょう。アキレス腱へのストレスを低減するために、ヒールリフトを用いることはときに効果があります。ただし、柔らかすぎて足下が不安定になるようなリフトはかえってストレスを高めてしまいます。

アキレス腱周囲炎のリスク要因として、足部の回内と回外、踵骨の外反、内反への変位があります。これらのバイオメカニカルな問題は、足関節を機能させる筋群の理想的な作用を妨げ、局所的なオーバーユースを助長します。

これを防ぐには、後脛骨筋と長短腓骨筋がしっかり働かせることです。これらの筋は、足首の側方への動きを安定させる機能があります。各関節の可動性を保つことも必要です。また、下腿三頭筋をしっかりストレッチして適切な長さに維持することも重要です。

セルフケアに不安があれば、カイロプラクターなどの関節機能の専門家にご相談してみるのもよいのではないかと思います。

60まで、といわずしっかりケアをして生涯現役をめざしてがんばってください。
どうぞお大事に。

吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア

(現在のポイント:-pt このQ&Aは、役に立った!

この回答の相談

アキレス腱周囲炎今後ケアを教えてください

心と体・医療健康 体の不調・各部の痛み 2009/06/24 20:49

こんにちは 私はエアロビクスインストラクターです。43saiキャリア10年です。3ヶ月前から踵が押すといたいが、たまにじっとしていても違和感が。。。今まで怪我をしたことが無く、不安… [続きを読む]

はたやんさん (神奈川県/43歳/女性)

このQ&Aに類似したQ&A

脊柱管狭窄症について ひよひよさん  2013-03-02 16:00 回答1件
腹筋の肉離れについて しゅんteさん  2012-08-21 23:52 回答1件
足首靭帯損傷 comocさん  2011-09-20 16:33 回答1件
半月版損傷について winkmo32さん  2010-12-19 12:03 回答3件
微熱が2カ月続いています kitchenさん  2010-07-03 22:20 回答2件