矯正歯科治療の必要性

こんにちは.東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.

出っ歯の方が矯正歯科治療を受ける上で予想できるメリットは以下の通りです.
・矯正治療により歯が引っ込む事で口が閉じやすくなる.
・口を閉じた時のオトガイの緊張感が減少しオトガイが明瞭になる
・口腔内が乾きにくくなり細菌の繁殖を抑制できる
・歯並びが良くなる事で歯が磨きやすくなる
・歯が磨きやすくなる事で虫歯や歯周病の予防がしやすくなる
・虫歯や歯周病により修復物や人工の歯を入れた場合でも長持ちするようになる
・噛み合せが安定する事で噛む筋肉の負担が減り,肩凝りや顎関節症などの抑制に繋がる
・転倒や衝突の際に前歯を折るリスクが減少出来る
・前歯の影響で発音がしにくい言葉があれば改善する可能性がある
・歯並びが良くなる事で笑顔に自信が持てる
・外見的なコンプレックスが解消し,精神的なストレスが軽減される

また,矯正治療を受ける上でのデメリットや問題点は以下の通りです.
・矯正装置を長期(2〜3年)装着しなければならない
・矯正治療期間中は定期的に通院しなければ治らない
・矯正装置装着期間中は装置により細菌が増えるので虫歯や歯周病になりやすい
・外科手術を伴わない矯正の場合は保険が適応できないので80〜100万円かかる
・稀に歯の根が吸収する場合がある

したがいまして,このメリットデメリットを親御さんに説明して理解して頂いてはいかがでしょうか?

なお,矯正治療は10代で永久歯列が完成し顎骨の成長が安定し始める頃から20歳くらいまでに治療を行なうと最良の結果を得られる場合が多いと考えています.したがって,現在は親御さんの理解が得られなくても将来は御自身で費用を貯めて治療を受けても遅くはないと思います.

下記コラムも参考になるかと思いますので合わせてご覧下さい→後悔しない歯科矯正治療