対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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メリット、見方を変えるとディメリット
ぎゃんさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
住宅パブリックゾーンのLDKの中で、どの部屋を一緒にし、あるいは分離して独立させるか(壁で仕切る)で、さまざまな考え方があります。
L:リビングとD:ダイニングがくつろぐスペースなのに対し、K:キッチンは料理をすること、つまり作業することが目的のスペースです。
来客時にキッチンは見せたくないということから、キッチンを分離し、リビングとダイニングは一体の部屋とする「LD+K」という考え方があります。
一方で、ほとんど家族だけで過ごすのだから、キッチンも一体とし、「LDK」一空間のオープンな形があります。
対面キッチンは、リビングの家族や友人とコミュニケーションをとりながら、料理を進めることができることがメリットです。
お子さんが小さいときは、リビングやダイニングで遊ばせ、キッチンで目を離さずに作業することができます。
L・D・Kが仕切られないので、部屋が広く感じます。
キッチンからリビングやダイニングが見渡せる一方、リビングからもキッチンが良く見えるわけで、片づかないキッチンが見られてしまうことがディメリット、問題点です。
流し・コンロが部屋側で、吊り戸棚がない(この方がより一体でスッキリ)場合、換気扇は独立タイプを使うとしても、天ぷら等油が室内に飛びやすいことも、問題点と言えるでしょう。
参考にしていただけたら幸です。
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この回答の相談
対面キッチン(オープンタイプ)で、キッチンの正面にリビングがあって、キッチンからもテレビが見える間取りについて、メリット・デメリットを教えてください。
ダイニングテーブルはキッチンと横並び… [続きを読む]
ぎゃんさん (群馬県/38歳/男性)
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