対象:リフォーム・増改築
森岡 篤
建築家
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コンクリートの耐久性
imaさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
コンクリートの耐久性は、コンクリート材料自体、打設条件、鉄筋の状況、仕上があるかどうか、環境の条件等によって変わり、一定の寿命があるわけではありません。
コンクリートは、当初はアルカリ性のため、内部の鉄筋の錆を防ぐのですが、年月と共に、表面からアルカリが抜け、中性化と呼ばれる状態になります。
中性化が進むと、内部の鉄筋が錆びる可能性があり、錆びると膨張するため、コンクリートが剥がれてしまいます。
中性化したとても、必ずしもコンクリート強度が落ちるわけではありません。
コンクリートの耐久性は、中性化と強度を、検査機関で測定することで把握することができます。
コンクリート自体が弱っている、と言った業者は、何を根拠に言ったのでしょうか。
防水しても10年もたないコンクリートに屋根を載せても大丈夫かとの疑問は、全くその通りだと思います。
一度、信頼できる専門家に相談されたらいかがでしょうか。
一般論で言うと、防水を補修してもつかどうかより、耐震性能の方が問題なのではないかと思います。
参考にしていただけたら幸です。
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