対象:エクステリア・外構
加藤 明伸
エクステリアコーディネーター
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デッキ材料について
デッキ材料の選択についてお答えします。
人工木は耐久性はかなりありますが、夏場は裸足で歩けないほど熱くなります。
何よりもプラスティック樹脂と木粉で出来ているため、見た目が均一で、
いかにも工業製品然としています。 又数年経つと、白化しますますプラスティックの感じになります。
デッキの寸法・形状によっては施工が出来ない(特注に対応できない)こともあり、
価格も天然木に比べ、かなり割高です。
それに対し、天然木は自然で優しいウッドデッキですが、
1.種類により、耐久性が低い = 定期的なメンテナンス(塗装など)が必要
2.天然木のため、干割れ・反りが発生する
3.紫外線による色あせが発生する
など欠点もあります。 しかし、近年、耐久性の高いハードウッドを用いることにより、
多くの欠点をカバー出来ます。 従来の代表的なウッドデッキ材である、レッドシダーや
ヒノキに比べ、体積当たりの価格は高いですが、耐久性・強度共に比較にならない程
性能がよく、無塗装で一生モノのウッドデッキも可能です。
私自身の30年以上の木材開発経験から、アイアンウッドと呼ばれる、ウリンを
お勧めしますが、他にもハードウッドが数多くございますので、いろいろ調べられて
ご判断頂けたらと思います。
ご参考までに、ウリンで2.5x4mの庭先デッキを施工した場合、概算で40万程度でしょう。
DIYで材料のみの場合、20万程度でしょう。 形状・現場状況により変動しますが、
ざっくりの概算と考えてください。 床板は30mmを想定してます。
フェンス・階段は想定外です。
以上、ご参考になりましたら幸甚です。
最近の施工例写真添付します。 (出幅約2000x幅約3500 ステップ・手摺含む総額34万でした)
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