対象:不動産売買
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賃貸想定の際の補足情報
asd2231さん、初めまして。
不動産鑑定士の碓井(うすい)です。
ご質問に対する直接的な回答は、
既に他の専門家の方が詳しく書かれていますので、
私の方は、少し補足情報を書かせていただきます。
*空室の可能性
まず、賃貸に出した場合を想定する際必須なのが、
空室の可能性も考慮することです。
空室時は収入は入らず、費用だけ出ていきますので、
オーナーからするとかなり辛い状況になります。
どんな物件でも常時借り手がいるという状況は不可能ですので、
最低でも平均10%程度の空室は覚悟しておいた方が良いでしょう。
*テナント入替時の費用
テナント退去時には、ハウス・クリーニング費用等が必要になりますし、
新たなテナントを獲得する際の募集費用も必要になります。
このような非経常支出についても考慮しておきましょう。
*家賃は下がっていく
新築時には、家賃についても新築プレミアが存在します。
しかし、これは何時までも継続するものではありません。
さらに、古くなっていけばいくほど家賃も下がっていきますし、
テナント付けも困難になります。
*人口は減少トレンド
日本の人口動態は、明確な減少傾向にあります。
ですから、必然的にテナント需要も減少傾向ということになります。
もちろん立地・建物の個性によっては、
安定的な需要を期待できる物件もありますが、
購入予定物件がそれに当てはまるかどうかは慎重に検討すべきです。
*検討の参考に...
賃貸を想定する際の参考になる資料が、
(株)東京カンテイのウェブサイトに豊富にあります。
⇒東京カンテイの資料ページ
首都圏であれば、駅別PERなどは面白いと思いますよ。
以上、asd2231様の参考になれば幸いです。
(株)碓井不動産鑑定士事務所
代表取締役 碓井敬三
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