長江 信和
心理カウンセラー
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【読書療法】
はるにゃんこさん,おはようございます。
アダルトチルドレンの概念を発見されて,これまでの親子関係や自己評価をある程度,理解することができたのでしょうか?救われた感じがしたのは,とても幸いなことでした。
一般に,ご主人のような反応をされるご家族は,少なくありません。カウンセリングによって,身内の問題が表沙汰になる,と心配される方がいます。他人に悩みを打ち明けるのは弱い人間のすることだ,と誤解されている方もいます。カウンセリングは,本来,生活の質や幸福感,人間的な成長を促すアプローチなのですが,症状や問題行動の改善を目指す心理療法と混同されている方もいます。いずれにしても,ご家族の強い反対がある場合には,苦しい気持ちを抱え込まなければならず,つらくなってしまいますね。ご主人は優しくて頼りがいのある方のように見えますが,はるにゃんこさんの苦しみをすべてお任せする,というわけにはいかないでしょう。
カウンセリングは,カウンセラーを鏡として,自己洞察を深める方法です。ですから,心の中で,ご自分との対話を繰り返すことができれば,それと似たプロセスを体験することができます。アダルトチルドレンの考えがすっと理解できたということですので,関連の本を多くご覧になってみてはいかがでしょうか?(これを読書療法といいます)。そして,心に浮かんだ体験について日記にまとめてみるのがよろしいかと思います。カウンセリングと比べてみれば,ゆっくりしたペースになるでしょうが,ご自分の変化を実感することができるのではないかと思います。
子育てについて心配されていますが,はじめから合格点の親なんて存在しません。親は子どもと一緒に成長していくものですからね。焦る必要はないと思います。今のようなお気持ちがあれば,この先の困難も,ご家族できっと乗り越えていけるでしょう。
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この回答の相談
32歳女性、結婚2年目です。
私は仕事人間の父親と過干渉・過保護の母親に育てられ、妹は思春期に引きこもりになり(今は回復)、私は自己否定感、自信のなさ、劣等感、生き辛さを感じて生きてきました。… [続きを読む]
はるにゃんこさん (東京都/32歳/女性)
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