対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
-
木を囲う家は・・・・?
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
集成材を使って建てる家が多くなってきていますので、見積を依頼された工務店も同じ仕様で見積されたのでしょう。
集成材を扱うメーカーや材木屋・建築士・工務店など専門家と言われる人はその商品の欠点は中々言わないでしょうね。
家造りは昔から、木(気)づかい・木(気)配り・木(気)組みと言われてきました。それは木の癖を知ることが家づくりには不可欠だったからです。
しかし、現代住宅は木を生かして使うと言う考えでありません。
鉄やコンクリートと同じように単なる構造材と言うハードとしてのとらえ方ですから、木を囲ってつくる家になっています。すなわち大壁づくりの家ですね。
私は、木を囲わない家を奨めています。それは真壁づくりの柱や梁などが見えるような現しの家です。
木を囲うと、困ったと言うことになりますね。すなわち木が困るのです。
木も人間も呼吸をして生きています。人間に頭からビニール袋をかぶせたような家ですから、息苦しいですよね。
ですから、木が怒ったのです・・・・そしてシックハウスの家が誕生してしまいました。
木の次は、人間も困ったしまったのです。
24時間換気扇を回し続けなければ住んだらいけない家を私はまともな家だとは思いません。
おかしな家であり、無理のある家ですから、そこに住む人間が必ずその弊害や後遺症に悩まされると思います。
集成材を使わず、人間と同類の木材を生かした家づくりは、エコの住まいであり人間にも地球にも優しい家だと思うのは、間違いなのでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在建て替えを検討中です。ある工務店に見積り依頼をした所、集成材で建てる見積もりをもらいました。集成材を調べてみると、接着剤で貼り合わせているので、基準値設定はあるが体に良くない成分が出… [続きを読む]
すずパパさん (大阪府/30歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A