対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
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北西の方向からうける太陽と風の影響
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
土地探しは大変な作業です。最近は土地を探して家を建てたいと言う若い家族の相談が増えてきています。ご希望の広さと予算を気にしながらの土地探しなのでしょうね。また、お母さんのアドバイスも一理ありますので、無視する訳にもいかないでしょうね。
ところで、方位を知ると言うことは自然の恩恵と脅威を知ることになります。
何故、北や西の方位を嫌がるのでしょうか?
それは、夏の西日、冬は季節風の北や北西からの風を受けやすいからです。
夏の西日は、ストレスをもたらすことになり、冬の風は冷気をよび冷やされるからです。
しかし、いくら良い方位の土地であっても、方位を生かすことが出来なければ自然の恩恵を受けられません。そのためには、建物の配置、間取りと窓のとり方を十分に理解することです。
ご指摘の光熱費が高くついてしまう住宅は、機械化環境(人工的設備)にお金を掛けた住宅です。
あくまでも省エネ住宅の基本は、自然の恩恵である太陽光線・空気(大気・風)湿気・地熱を十分享受できる自然が主役の計画をして、エアコンなどの設備や補助的に考えることです。
高気密高断熱住宅は、エアコンと換気扇がなければ住めない住宅です。
家族が心身ともに健康で快適な生活を送るためにも、自然を良く知ることが大切です。
どうぞ、頑張ってください。
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