愛犬が噛みつく理由

咥えていたものや食べ物などを取ろうとした際に攻撃性を見せるということはよくあります。
ちくぽこさんのワンちゃんは怖がりだということなので、きっと「奪われる」と誤解して、その物を守ろうとして噛みつくのでしょう。

今回の場合お父様の腕を血が出るまで噛むということなので、専門家に直接見てもらってアドバイスを受けることをお勧めします。

文章でお伝えできる簡単なアドバイスとしては、いけないもの(ゴミやスリッパなど)を噛まれないように環境を整えてください。

もし何かくわえてしまったは、必ず大好きなおやつを見せて咥えた物を出させ、その咥えたものから離れた場所でおやつを与え、その間に回収してください。
取り合いになる状況になってしまうと噛みつかれる可能性が高いので、十分距離を取ることが大切です。

ガムも同じように回収しますが、もしおやつを見せてもガムを出さなければしばらくガムは与えない方が良いでしょう。

そして、さらにおもちゃなどを使って「ちょうだい(出して)」という指示を覚えさせる必要があります。
練習方法は、おもちゃを咥えていたらおやつを見せて「ちょうだい」などの指示を出して、おもちゃを出したらおやつを与え、また回収したおもちゃを返すということを何度も繰り返します。

この練習では、「おやつと交換する」ということと「すぐ返す」ということがポイントになります。

あとは、唸ったり噛みついてしまっても怒らないようにしてください。
噛みついてしまった後に強く叱っても、飼い主さんに対して余計な恐怖心を覚えさせるだけです。

問題行動を改善させるポイントは、''問題の行動を起こしたときに叱るのではなく、問題の行動を起こさないように環境を整えて、問題行動が出ないことを褒めることです。''

なので、今後は噛みつかれないように十分対処を注意して、唸らない噛みつかないことを褒めるようにこころがけてください。