【成長の機会】

ご相談ありがとうございます。娘さんのご相談でしょうか?問題を整理してみましょう:

学級担任?:娘さんら数人が、ある子を「いじめた」
お相手の親御さん:「嫌悪的な言葉や態度が今現在も続いている」
娘さん:「やってない。しらない」

「いじめ」は、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」と定義されています(文科省, 2008)。嫌悪的な言葉や態度によって、「自分はいじめられた」とお相手が思えば、いじめが成立するわけですね。

その一方で、娘さんは「いじめ」とは考えていないのですね。「自分は悪くない」とお考えになっているようです。好きな人をとられたという恨みもあるのかもしれません。娘さんも孤独に苦しんでいるのでしょうね。今の状態で娘さんを責めれば、お相手への「いじめ」がかえってエスカレートするかもしれません。

しーまるさんも、このままでは心配かと思います。この件について、学級担任や養護教諭、スクールカウンセラーにご相談はされていますか?学級担任には「いじめ」がエスカレートしないように、学校での言動に注意してもらうことができます(行き過ぎがあれば教室場面で効果的に指導してもらえるでしょう)。スクールカウンセラーや養護教諭には、娘さんの孤独感や恋の悩みについて相談に乗ってもらえるだろうと思います(不利な状況について洞察を促すこともできます)。

しーまるさんは、どうぞそのまま、娘さんの味方でいてあげてください。2年生から3年生になることで、学校内での人間関係も変わってくるでしょう。娘さんはこの経験をきっかけとして、この先もどんどん成長していくはずです。疑うよりも、どうぞ温かい目で、見守っていただければと思います。