対象:住宅資金・住宅ローン
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ローンのほうがトクになる可能性は低いでしょう
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手元資金の運用利回りと、ローン金利を比較した場合、現状ではローン金利以上の運用利回りを確実に得ることは難しいと思われます。つまり、住宅ローンの利息負担のほうが重くなる可能性が高く、ローンのほうが有利になる可能性は非常に低いでしょう。
現在の住宅ローンの金利水準は過去最低水準。低いものでは全期間固定金利タイプで2%台後半あたりです。さらに、住宅ローン控除を利用できれば、年末のローン残高に対して最大で1%分の税額控除が受けられます。実質的に2%前後の利息負担になる計算です。
これだけ実質的な負担が軽ければ、ローンのほうがトクな気もしてきますが、手元にある資金を2%前後の利回りで運用できないとするなら、やはり利息負担のほうが重くなってしまうのです。
手元にある現金を使ってしまうとそのお金を運用できなくなりますが、ローンを利用すれば手元のお金を運用できるようになります。したがって、住宅ローンの利息負担と手元資金の運用利回りを比較して検討すればよいのです。
モノの値段が下がるデフレ時代は、お金の価値が高まります。住宅ローンという借金が、それによって実質的に膨らんでしまうのです。これからの先行き不透明な時代は、やはりローンは極力利用しないというスタンスが無難だと思われます。
評価・お礼
はる さん
質問の内容から、僕の整理出来ていない点について読み取ったうえで、基本的なアドバイスを頂いたと感じました。また、アドバイスの視点に感心しました。ありがとうございました。
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この回答の相談
住宅購入の方法についてお伺いしたいと思います。
諸費用等も考えると、ローン支払いに比べて、現金一括払いが住宅取得に際して総支払い金額が少ないと思い貯蓄を行ってきました。
現在、住宅を… [続きを読む]
はるさん (広島県/38歳/男性)
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