対象:民事家事・生活トラブル
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樋口 洋二
司法書士
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ブラックリストと実際の借入れについて。
りゅうしさん、はじめまして。
借金問題専門の司法書士法人リーガルハンズの樋口です。
交渉は1社単位となりますから、個別に交渉をする、しない会社
を選ぶことは出来ますが、1社でも交渉をするとその会社が利用
する信用情報機関に記載されます。
そのため、記載されただけですぐに交渉も行っていない会社に認
識されるとまでは言いませんが、継続的に利用したいと考えた時
に、当然契約の更新や限度額の見直しということが行われますか
ら、そういったタイミングで手続きの対象外の会社に知られる可
能性は高いと言えます。
信用情報機関も消費者金融系や銀行系などのようにいくつもあり
ますが、今は相互に提携して金融業界全体で二次的被害を減らす
ために運用されていますので、消費者金融だけだからクレジット
のほうには絶対知られないという保証はありません。
また、これは私がコラムでも書いているので、最近ご質問を多く
いただくのですが、信用情報に記録された(ブラックリストの状
態)と借入れ出来る出来ないは完全にイコールになりません。
あくまでも信用情報は各金融機関、カード会社が審査の際に利用
する参考情報ですから、審査に響くとは言えますが、ブラックに
なっていないから大丈夫、ブラックだから駄目だという単純なも
のではありません。
よくあるケースは延滞こそないけれど、支払い困難な自転車操業
状態で、他社からの借入れが多額に及んでいるというような場合、
事故情報も何もないけれども、どこに申し込んでも融資が受けら
れないというようなことです。
逆に2年前に破産したのだけれども、既にカードを持っていると
いうような方もいます。
要は貸す側の審査(判断)の問題ですから、今後も絶対にクレジ
ットの利用を続けなければならない、続けたいというのであれば、
まずはブラックになるようなことはしないこと、平行して借金は
増やさない、減らしていくようにしていくことが重要なのではな
いでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
10数年前から消費者金融数社等に借金があります。現在までずっと返済、借り入れを繰り返し何とか遅延などなくすごしています。単純に考えれば過払い請求などができそうなものなのですが、消費者金… [続きを読む]
りゅうしさん (広島県/42歳/男性)
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