対象:住宅設計・構造
佐藤 靖生
建築家
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選択の基準など
まなのままさん初めまして。
佐藤靖生建築研究室ともうします。
まなのままさんと同じようなご質問の例で一番多かった
のはこのようなことです。
○営業の人と話したことが、実際の工事に反映されない。
これは分業化されている弊害の一つです。他には失礼ながら営業の方の、建築法規、
技術面についての知識不足も有ろうかと思います。
一般に建築家は一人の人間が建築法規、コスト管理、デザイン面や仕事
の納まりなどの能力を求められ、家が出来上がるまで監理をさせていただくのと
違う点です。
○専門家としてのアドバイスをしてもらえるか?
プロならではのアドバイスが欲しいものです。お客様の希望を聞いて
それを図面に描くだけでは、設計者は「お客さま」という事になってしまい
かねません。
○概算見積もりは欲しいですね。
細かい設計が出来ていないので、細かい見積もりも出来ないのは道理で
有りますが、お客さまの希望が「概ねでもいくらかかるか」概算は提示する
べきでしょう。
○概算見積もりの注意点として、今後大きな金額の変更が出そうな所は
どこか?聞いて、概算見積もりにメモ程度でも良いので記入が欲しいです。
これはまだ地盤調査がされていないとの事で、もし地盤の関係で基礎の深さや
形が変わった場合は、どの程度の追加になるかなど知っておく必要が有るでしょう。
同様に「もし地盤調査の後」に地盤改良をする場合の費用も聞いてください。
地盤調査は工法にもより、簡単でも3万〜5万/坪くらいはかかる場合が
あります。
○上記のようにもし費用がかかる場合(地盤改良、敷地調査など)
全部でどのくらいかかるか、不要な場合は削ればよいわけで、もし必要ならば
先に把握したいものです。
○選択のポイントは上記のように、プロとしての専門のアドバイスがもらえるか?
○お客さんの不安要素を数値や金額で概算といえでも、初期の提示が欲しいもの
ですね。
ご参考になれば幸いです。
補足
失礼しました。
地盤改良の部分で間違いがありました。
>同様に「もし地盤調査の後」に地盤改良をする場合の費用も聞いてください。
>地盤調査は工法にもより、簡単でも3万〜5万/坪くらいはかかる場合が
正しくは
地盤「改良」は工法にもより、簡単でも3万〜5万/坪くらいはかかる場合が
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この回答の相談
新築の依頼先選びに苦戦しています。着工時期は7月〜8月。私の出産が5月末のため、具体的な打ち合わせは、1社に絞ってゆっくりしたいと考えています。次の2社にまで絞りました。
N社… [続きを読む]
まなのままさん (山梨県/32歳/女性)
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