本当に就業できる状況にあるのかが一番の問題 - 小笠原 隆夫 - 専門家プロファイル

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

注目のQ&AランキングRSS

対象:労働問題・仕事の法律

小笠原 隆夫 専門家

小笠原 隆夫
経営コンサルタント

- good

本当に就業できる状況にあるのかが一番の問題

2009/03/10 16:51

 8年ほど前からうつ症状があり、一度休職もされているようですので、常に体調を考慮しながら仕事をされてきたのではないかと思います。

 ご質問から拝見すると、会社側は再発ということで非常に神経質になっているように思います。会社なりに仕事内容への配慮などはしてきた意識があり、これ以上の対応が難しいと感じているように見えます。一方、ご自身としては休職満了も近づき、とにかく復職したいと焦っているようにお見受けします。

 産業医は適切な判断をするために、かかりつけの主治医の意見を聞くことはよくありますし、主治医側から状況説明に赴くこともあります。ただし最終的にはあくまで産業医が「就業可能か」を判断することになります。これは投薬中であっても、総合的に就業可能と判断されれば復帰は認められると思います。

 何とか復帰するためのアドバイスとのことですが、そもそも本当に復職可能な状態に戻っているのかが問題です。会社が復職を認めないためには相応の合理的な理由が必要で、書かれている内容だけでは確かに少し具体性に欠ける気はします。一方、うつなど心の病気の方は、少し落ち着くと復帰を急ぐ傾向があり、また再発を繰り返すことも多いです。仕事内容の配慮やリハビリ出社のような対応も必要になりますし、ご自身がいくら希望しても、本当に就業可能な状態でなければダメです。

 主治医が復職を勧めているならば、復職するための条件もあると思いますので、人事部長や産業医にコンタクトしてもらうよう、相互に依頼して見てください。その上で会社と話し合うことになると思います。現実的に復職が難しい状態ならば、傷病手当金などを活用しながら治療に専念することも考える必要があるかもしれません。

回答専門家

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。

(現在のポイント:1pt このQ&Aは、役に立った!

この回答の相談

うつ病からの復職の判断基準と判定者はだれ?

キャリア・仕事 労働問題・仕事の法律 2009/03/06 18:10

39歳 男性
勤続年数17年 製造業 設計部(10年)→生産部(7年)
今年の6月中旬で休職期間が切れます。

8年程前 設計部勤務 うつ症状が出始める。
7年前、生産部へ異… [続きを読む]

ニシノホマレさん (長野県/39歳/男性)

このQ&Aに類似したQ&A

休業期間満了間近の傷病手当申請 pnlさん  2016-12-11 01:13 回答1件
休職後の復職について kaorin1970さん  2008-09-08 16:11 回答1件
うつ病で休職後の退職 なつこ...さん  2023-02-10 12:18 回答1件