対象:一般歯科・歯の治療
回答数: 1件
回答数: 4件
回答数: 5件
材料は使い方ですので
私の考えでは一概に金属がセラミックに劣るとは思えません。金属は強度が大きく、薄い構造でも製作できることから、差し歯などの設計の自由が効きます。このため様々な症状に適合することができます。
また、金属の種類も慎重に選択をすると、害はほとんどありません。しかし美しさとか、自然感、音等は元もとの人間の歯自体がセラミックに近い物質ですので、そういう意味での相性の良さはやはりセラミックが優れており、金属材料の及ぶところではありません。
要は適材適所でして、患者さんの噛む力を最も効果的に復活するには、どういう材料・技術を適用したら良いのか、という戦略になります。「金属は歯周炎に悪い」というような、あまりにもシンプルな言い方では誤解が生じやすいかもしれません。
もっとも、ごく希に「金属アレルギー」という人がおられ、そういう方には金属はだめでセラミックが原則という事になります。
ところで、奥の歯などを「金属で修復する」というのは「保険で治す」という意味に近い事もあります。もちろん金冠など、保険外の金属を使用した治療もありますが、セラミックの場合には原則保険外になります。
保険外治療は、確かに費用がかかるのは事実ですが、出来上がったものを日々使用していて非常に美しく自然感があるので快適な事や、それをきっかけにご自分のお口に関心を持つようになり、手入れなども良くなる結果、歯周病をうまく抑えたり、結果としてご自分の歯が長持ちしたりして、QOLが向上するだけではなく、却って総コストが安くなったり等のメリットがある場合もあり、目先のコストだけではなかなか判らない良さもあります。
回答専門家
- 運営 事務局
- ( 東京都 / オペレーター )
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在、歯周病の治療をしています。
「金属冠は汚れやすいので、歯周病になりやすい。金属冠は全てセラミックに交換します。」と先生から言われました。
セラミックに交換するとなると、金属冠を外して… [続きを読む]
wakanaxさん (大阪府/42歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A