対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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対応の可能性
dark5210さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
状況が正確にわからないので、想像になりますが、
''筋かいを優先する場合''
たすき掛けの筋かいは、各方向、構造壁厚の約半分ずつを使います。
一方、扉枠は通常壁厚より大きいので、筋かいの場所に扉は付けられませんが、扉自体の厚みは2〜4cmと、筋かい片側より薄いので、筋かい片側で空いたスペースに扉を入れる事は可能です。
扉を開けると、もう一方の筋かいが一部見えるが、収納として何とか使える、ということはあるかもしれません。
もう一つの可能性は、''筋かいを他の場所に移動する''ことを考えているのかもしれません。
筋かいは、どこでも良いわけではありませんが、条件が揃えば、耐震性能が同等で移動できる可能性があります。
一昨年、建築基準法関係が変更となり、工事中の設計変更が大変やりにくくなっています。
ところが、木造2階建ては4号建物というジャンルで、資格を持った人は、確認申請に、筋かいの計算資料も図面も出す必要がありません。
資料を提出していないものは、変更したとしても申請も何もないことになります。
筋かい位置を変更することが、必ずしも悪いことではありませんが、適切な対応かどうか確認が必要ですね。
もし、筋かいを移動するという説明の場合は、確認申請の対応をどうするかを聞いてみて下さい。
説明を受け、疑問を生じるようであれば、一度専門家に相談されてはいかがでしょうか。
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階段下の空間を物入れにする為、その空間の下半分は廊下側から上半分は階段横の洗面室部分から物の出し入れが出来るようそれぞれ扉をつける予定で設計平面図が書かれておりました。
しかし耐力壁… [続きを読む]
dark5210さん (兵庫県/34歳/男性)
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