食べない

まず、私のコラムシリーズ「脳の反応と学習について１〜７」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/5570
をお読み下さい。

犬が行動を習慣化させているのは、その行動の結果、いいことが起きているか（パターンＡ）、嫌なことがなくなっているか（パターンＤ）のどちらかしかありません。

食べないと心配になっておいしいものを探して与える。これは犬からすると、食べないという行動の結果、いいことが起きたわけで、これを繰り返せば、犬は目の前に出ているものを食べなければ、もっとおいしいものが出てくる事を学習してゆきます。

犬は成犬なら１週間水だけで過ごしても、その後獲物を追いかけ捕まえられるだけのエネルギーを体内に蓄積できる動物です。

健康であれば、2,3日食べなくとも問題ありません。へっちゃらです。

食べ残しても２０〜30分で食器ごとかたづけること。おやつは一切あげないように。
一般的に、人間以外の動物は、自殺もしませんし、食べ物があるにもかかわらず食べずに死ぬような事はありません。

食べなければ食事は一切でない。それを理解すれば、必ず食べます。

匂いに誘われて食べることもありますので、ドライフードにホンの少し缶詰を混ぜるなど、多少のトッピングは許してもいいでしょう。

おそらく犬との根比べになるでしょう。２年かけて食べないことを学んでいますから。飼い主は絶対に負けないことです。犬の根負けを辛抱強く待ってください。必ず食べます。

もちろん上記は健康であることが前提です。獣医師のアドバイスが必要なケースもあります。

以上ご参考になれば