快適さは数字では決まりません

rotaさんこんにちは。
新しい生活を想像するのは本当に楽しいですよね。

さてさてお問い合わせいただいている土地ですが、建蔽率80%ということは商業地域もしくは近隣商業地域でしょうかね?こういう地域の場合は防火の指定も厳しい場合が多いです。
準防火地域もしくは防火地域ではないですか?
防火地域でしたら、木造で作るのはかなり困難ですので、鉄骨造かRC造をご検討されるとよいと思います。
また、接する道路の大きさが書かれていませんでしたが、どのくらいですか?

建蔽率や容積率が高くても、道路が狭いとあまり敷地目一杯に建物は建てられません。
道路斜線というものがかかってくるのです。
よく壁や屋根が斜めにスパっと切れている建物を見かけませんか?あれがそうです。
道路が建物で覆いかぶさらないように制限されています。

そして、その道路の広さが構造の選択にも影響して来ます。
鉄骨造は大きなクレーン車を必要としますので、車がすれ違いにくいような狭い道路の場合は適していません。その場合はRC造の方が融通がききます。
そうやって、条件を一つ一つ整理しましょう。

本当に快適な空間を得られるかどうかという問題も重要ですよ。
80%の建蔽率があるからといって、そのまま建てるのが一番いいのかどうか　という話とは全然違ってきます。日当たりや眺望など、周辺の地域の性格を考えながら、一番いい方法を探られるとよいでしょう。
その場合2階建てに固執することも考え直したほうがいいですよ。
地下や3階なども利用して、本当に快適な空間を専門家に提案してもらうのがよいと思いますよ。