対象:住宅設計・構造
特殊工法
こんにちは やすらぎ介護福祉設計 齋藤と申します。
次世代省エネ基準で3地域の場合、充填断熱工法(押出法ポリスチレンフォーム3種使用)での屋根部分は、130ミリだったと思いますので、数値だけ見ると65ミリは心配になりますよね。
文面から''「通気断熱WB工法」''かと推測いたしましたが、通気層の出入り口は「形状記憶式自動開閉装置」なるもので機能させているので、機械式とは新しいバージョンでしょうか。
一番確かなのは、打合せ中の工務店さんが同じ工法で立てられた物件を紹介して頂き、そこでお住まいの方に伺うことです。
ただし、暑さ寒さの体感は人それぞれですので、数値が分かるとより具体的でいいですね。
工法や施工に問題なければ、屋根部のみ130ミリにグレードアップして頂くのも一つの手段かと思います。
素敵なお住まいが出来ることをお祈り致します。
補足
先週末、吹雪の旭川に行ってきましたが、極寒地ほど住宅における寒さへの対策(基準)がしっかりなされていると実感しました。
一方で省エネ基準における3地域と4地域の境あたりの地域は、寒いにも関わらず断熱基準が曖昧な気がします。。
基礎断熱において、外断熱は北海道などの白蟻被害の少なく寒い地域には適していますが、栃木辺りですと経年変化による外断熱と基礎にスキマが生じた場合、白蟻の温床(蟻道)になってしまう可能性があります。。
また、基礎外断熱でベタ基礎床内部面に断熱を施しても、基礎コンクリート立ち上がり厚み部分がヒートブリッジ(熱伝達)を起こしてしまいます。。
基礎断熱に関する参考HP Q2など
http://www.jhf.go.jp/faq/kijyun/index_taikyu_dannetu.html
せっかく床下・壁内・屋根裏の空気を循環させるシステムを利用されるので、''屋根(外断熱)壁(内断熱)基礎(外断熱)間に外部からの熱伝達されるスキマがないか''、''ベタ基礎床部の断熱に関しての考え方はどうなっているのか''を再度工務店の方から説明してもらってはいかがでしょうか。
ご参考まで
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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現在、工務店と詳細を決め契約直前ですが断熱材の厚さに少し不安がありますので、アドバイスください。建築地域は?地区で、工法は木造在来2階建て、高気密、高断熱、内断熱、基礎断熱(立上り外張り)、屋根断熱… [続きを読む]
いい家建てるぞさん (栃木県/31歳/男性)
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