対象:住宅設計・構造
こんばんは
あすぐち様、おかえりなさいませ。
家探し頑張っておられるようですね。
今度は、軽量鉄骨の家とのこと。本当に家って間取りや立地や構造など色々なケースがあって、色々な考え方で建っているので、その都度勉強することがあって大変だと思いますが、頑張っておられるようで、頭が下がります。
築25年というと、1984年前後の竣工物件。軽量鉄骨造なら、大手のハウスメーカーがつくった可能性も高そうなので、耐用年数や耐震改修方法等については、そのメーカーに相談してみるのもありですね。
この間と回答の方向性が少し違うのは、やはり「軽量鉄骨造」だからです。
前回でも色々な方から提案があったように、「あと何年使えるか?」といった耐久性は、個々の建物の具合によって変わってしまうので、床下や軒先、屋根裏等見えるところをつぶさに見ていくしかないわけです。その際、やはり素人の目より専門家の目の方が安心であり、その建物の劣化などの「現状」のチェックと同時にその建物が持っている「性能(耐震性)」も確認してもらえる耐震診断をオススメしたわけです。
しかし、木造の耐震診断と鉄骨造の耐震診断では手法が変わってしまうため、診断費用も鉄骨造の方が断然大きくなってしまいます。また、ハウスメーカーのように独自に認定を取っているような場合であれば、そこに任せたほうがリーズナブルだと思います。(正直、僕にはわからない?)
税制上の控除&軽減については、耐火建築物の場合竣工後25年です。一般に軽量鉄骨造だと耐火建築にはなってないと思いますので、(その場合は20年)年数とともに、その辺も御確認下さい。
耐震診断は「しなくてはいけない」ものではなくて「しておくと安心」で「しておくと、ちょっとだけ税制上のメリットもある場合がある」ものです。住宅購入の意図やターゲット(何年使うのか?)などと併せてご検討下さい。(PS.僕のコラムもよろしかったら見てみてください)
回答専門家
- 川瀬 康和
- ( 東京都 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 カワセ企画・設計
機能やデザイン、コストや将来計画など建築をトータルで考える
設計者がいることによる「クライアントのメリット」は、デザイン性や機能性だけにとどまらないと思います。建築の専門家である設計者の一人として、「クライアントに代わって汗をかくこと」や「建築に対して誠実であること」を意識して仕事しています。
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この回答の相談
宜しくお願いいたします。
以前中古住宅購入に関しての注意点を質問し様々な回答を頂き参考になりました。
今回は軽量鉄骨住宅築25年の物件についてですが・・・
内装などはフルリフォ… [続きを読む]
あすぐちさん (神奈川県/40歳/女性)
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