住宅ローンの借り換えの件

タルトさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『他行の1.55%のものに借り換えた方がお得でしょうか、そのままの方が良いのでしょうか?』につきまして、一般的につぎの要件を満たしている場合は借り換えにより、メリットを期待する事ができることになります。
1.返済期間が10年以上残っていること。
2.ローン残高が1,000万円以上残っていること。
3.住宅ローンの金利差が今の金利と借り換えた場合で、1.0%以上となること。
などとなります。

よって、タルトさんの場合は1.2.につきましては要件を満たしていますが、3.につきまして金利差が0.8%となりますので、微妙な金利差となっています。

あくまでも私の経験則となってしまいますが、金利差が0.8%の場合でも借り換えを行うことにより、メリットが出ている方も何人かおりました。

尚、具体的にメリットがでるかどうかにつきまして、現在の住宅ローンを返済していった場合の総返済額が現時点から計算すると幾らくらいになるのかと、借り換えた場合の総返済額を比較していただかないと、判断はできません。

借り換えた場合の総返済額につきましては、金融機関にお願いすれば計算をしてもらえますので、両方を比較したうえで、また、借り換えを行う場合、改めて諸費用がかかってしまいますので、その点も考慮したうえで借り換えをするかどうかを判断していただければよろしいと考えます。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄