対象:インテリアコーディネート
安井 正
建築家
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タイルとレンガの違いと、目地について
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小栗さん、はじめまして。
クラフトサイエンスの安井正です。
まず、レンガとタイルの違いから。
レンガはあくまでもブロック状のものを「積む」という感じ、
タイルは薄い板状のものを「貼る」、という違いがあると思ってください。
すでに下地となる壁面があってそこに仕上げとしてレンガか、タイルを施すとすれば
厚みが大きく違うので、レンガの場合はレンガの厚み分スペースが狭くなる、というデメリットはありますね。
レンガは素焼きの質感なので、キッチンで使うと、油などの汚れが付きやすい、落としにくいのがデメリットでしょう。「ウレタンのレンガ」というのはチョット私も知りませんが、想像するにウレタンクリアー塗装を施したレンガのことだとすれば、そのあたりの問題は改善されると思います。
タイルは磁器質の仕上げであれば、普通のお皿のような仕上がりなので汚れは拭き取りやすいですが、陶器質のものは汚れがふき取りにくいものもあると思います。
あとは目地のとりかたが見た目のイメージ的にも、メンテの面でも重要ですね。
目地幅を大きくとるのか、ほとんど突き付けて目地をとらないのか、また、目地材の色をどうするのかによっても印象はかわります。目地はカビや汚れが付きやすいところでもあるので、白い目地は、メンテにより気をつかったほうがよいですね。
写真は、私の設計した家で100角の白いタイルに茶色の目地材を使い、汚れが目立たないようにしました。白い面を茶色の線がキリッと引き締めた印象で、リビング空間の一角にあるタイル面として全体の調和を図りました。
評価・お礼
小栗 さん
回答ありがとうございます。
私としてもレンガをどうするのか、悩んでいる途中です。
家族や設計事務所とよく相談して決めたいと思います。
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対面キッチンの裏の壁(ダイニング側)を白レンガ(タイル?)にしたいのですが、キッチンが半分独立っぽくなっていて、壁面が広くレンガだとコストが気になるところです。
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小栗さん (広島県/31歳/女性)
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